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| IT系エンジニア(技術職)は何者か? |
| ■何者だ? |
私自身はITエンジニア兼マネジャーである。ITエンジニアが何者なのかを一言で表すのは難しいが、私自身の経験ではおおよそ「モチベーションが分かりにくい人」であり、「コミュニケーション能力が少し足りない人」であり、「寡黙な職人」というイメージである。
ITエンジニアのモチベーションを知る事で、ある程度の把握はできそうなので、このあたりを少し探ってみたい。
※ここで言うITエンジニアにはコンサルタントは含まない。私の中でコンサルタントは少し違うカテゴライズであるからだ。 |
| ■モチベーション? |
まず「モチベーション」とは何か、という定義をしてみる。様々な定義があると思うが、大体において「動機付け」の事であり、わかりやすく言えば「やる気」の事である、と思う。
これをモチベーションの定義だと仮定した場合、好きな事ややりたい事に頭と体を使っている場合は、モチベーションは高い状態にあると一般的には言う。
例えば車好きなら人は愛車を磨きドライブするとか、ゲーム好きな人は寝食を忘れプレイし続けるなど。(こんな事をしていればそのうち体を壊すかもしれないが...私にも経験がある)
では、これを業務というキーワードを使いながら置き換えてみるとどうなるだろうか?恐らく以下のようなものになるのではないか。
「業務目標(テーマ)を達成することの自分にとっての意味は何か」とか、「業務目標(テーマ)を達成すると会社、他人からどのように評価されるのか」と言ったこれが明確でないとモチベーションの向上や維持は難しい。
ITエンジニアにとってこれらはどのように認識されるのか。おそらく答えは「あまり認識していない」という事になる。換言すれば「あまり考えた事が無い」という状態が多いのではないか。これは業務への動機付けが上手くいっていない事が原因であり、更に付け加えるなら、ITエンジニアに理解できる言葉(理解してくれる言葉)で情報を伝達できていないからだ。
また、尋常ではないスピードで進化していく'Technology(技術)'をある程度的確に捉えていこうとする場合に、自然とその分野に特化せざるを得ない状況になってきている事も事実である。 |
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| ■コミュニケーション? |
| ITエンジニアはマシン(PC、サーバ、ネットワーク機器など)とのコミュニケーションは得手だが、生身の人間とのコミュニケーションはどちらかというと不得手だと見える事が多い。様々な要因は有ると思うが、ITエンジニアは物事を左脳で考える事が多く、論理的な思考をするため、デジタルな回答や解決(策)というものであればあるほど本人の納得性が高く、好む傾向があるので、その観点からはインプットとアウトプットが明確かそうでないかによると思う。0か1という形の答えを好む。 |
| ■ITエンジニア以外の人から見たらどう見える? |
ITエンジニアは比較的ミクロな視点で物事を進めていくため、他者から自身では思っても見ないような見え方をされる。
参考までにITエンジニア本人とそれ以外の業種の他者の意識についてのデータがある。面白かったのでそのいくつかを抜粋してご紹介する。(Tech総研より)
・ITエンジニアって聞くと?
本人は、「職人/専門家」、「変わり者」、「オタク/マニア」、「売り上げをささえている人」、「便利屋」、「人とコミュニケートできない人種」 と思っており、他者は、「自己中心的」、「職人/専門家」、「変わり者」、「融通が利かない」、「専門的な事だけは信頼できる」、「折衝力・提案力なしの集団」と厳しい意見が出てくる。
・どんな印象?
ITエンジニア自身は比較的好印象、と思っているが他者からは好印象と悪印象はっきり2つに別れる。
・社内からはどう見られている?
ITエンジニア自身は他者との人間関係を作る努力をしているが、他者からはそれに関しては不十分という認識一致しているのは、専門的な知識を身につける努力をしているという観点だけである。
ITエンジニアは、同僚にも上司にもお客さんにも十分な対応ができていると思っているのに、職場の他職種の人たちは「そうではない」と見ている。
・エンジニアの嫌いなところは?
本人は特にないが、他者からは「何のために」の思考が浅く目的を考えなく、常に表層的な議論になり、自己中心的で、システム的な思考回路になっている、というこれまた厳しい意見が続く。
以上の意見はITエンジニアのコミュニケーションスキル不足からの誤解であると思いたいが皆さんはどう思うのだろうか?
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| ■モチベーション向上のためには? |
ITエンジニアのモチベーションを向上させよう!と考えた場合次のようなものが上げられる。
・New Technology との接触、吸収(この技術、製品興味があるからやってみたい!)
・サラリーの向上(給料を多くもらえるんだったら、頑張っちゃう!)
・職場環境(新しいマシンとか速いネットワークが欲しいなぁ、パーソナルスペースの確保が出来れば仕事しやすいなぁ)
逆にモチベーションの低下となりえるものは、以下のようになる。
・職場の人間関係の悪化(もともと得意じゃないし)
・事業戦略の閉鎖感の増加(いつも同じ事やってるなぁ)
・評価・待遇の不満度の増加(もっと評価してください!)
このあたりを認識しておくとモチベーションを上手くコントロール出来るかもしれない。 |
| ■ITエンジニアの心理は? |
全ての行動には大抵何某かの理由(原因)があるものだが、それは心理的な面から見ると以下のような'欲求'を満たすためであると言われている。
この欲求をマズローの欲求階層説というものがあるのでそれを用いて説明すると、人間の欲求には段階があって、これらはある順序を形成しているという。
マズロー(アメリカ人の心理学者)が言うには、人間の欲求を以下の五段階に分類し、低い順位の欲求を満たすとその上の欲求を満たし、それを満たすと更にその上の欲求を満たすようになっているという事らしい。欲求は以下のように定義されていて数字が小さいほど低い順位(欲求を満たすための優先順が高い)である。
1.生理的欲求・・・食物、睡眠、排泄など
2.安全・安定の欲求・・・安全、住居、衣服など
3.社会的欲求・・・集団に属したり、仲間に受け入れられたりすること
4.自我・自尊の欲求・・・尊敬されたい、名声を得たいなど
5.自己実現の欲求・・・自己の能力を発揮して目標を達成すること
当たり前のような気がするが、なるほどである。
通常業務においてのITエンジニアのモチベーション向上のためには、マズローの段階で言うところの 3.〜5. あたりがポイントとなってくる。
上述したキーワードもこのどれかに当てはまる。 |
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| ■何者か? |
・ITエンジニアとは自己表現が得意ではないがため、周りから誤解を受けやすい。
・マズローの欲求階層の順がその他とは異なる。
ITエンジニア・・・1⇒2⇒5⇒4⇒3
その他・・・1⇒2⇒3⇒4⇒5
上述した事を鑑みての結論として書くならば、ITエンジニアは、自己実現の欲求を満たす事により精神的バランスを維持していく人である。 |
| ■マネジメント? |
| ITエンジニアのマネジメントを使用と考えるならば自己実現が自己満足だけで終わらないように適宜修正を加えていく事が重要だと思う。但し、縛られる事を極端に嫌がるし、もっと言えば、自分とはかけ離れたレイヤー(経営レベルや政治的柵など)で物事が決定し、それに対して有無を言わずに業務を遂行しなければならない状態を極力さける、またはそのような感覚を持たせないようにする事が重要である。 |
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| ■最後に |
このままだと誤解を生みそうなのでひとこと言っておくと、私自身はITエンジニアの事は好きだし、自身がITエンジニアである事に幾ばくかの誇りも持っている。
私なりの思うところ主観たっぷりに述べてきたわりには正直「よく分からない」部分が多いがこれから少しずつ分かって行ければと思う。
以上はあくまでも私が思うところであり、読者の皆さんと違うところも多々あるかと思うが、これを機に再考する機会を与えられれば幸いである。 |
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